Monday, December 29, 2008

トリプルプレー

来年までに、もう一回ぐらいブログの更新をしておこうと思う。

今日はQST1月号の記事から、こんなアワードを発見。
来年1月1日より、ARRL Triple Play WAS が始まる。

5-Band DXCCが発表される40年前まではDXは20mが中心のゲームであった。それが5-Band DXCCが発表されたことによって、他のバンドにQRVするモティベーションが高まったことであろうことは間単に想像がつく。それにしても40年近く前のDXとは、どういうものだったのだろうか。どういう無線設備でやっていたのか、これは全く僕の想像を超える。100カントリーとQSOすることは、それはそれは大変なことだったに違いない。それだけにDXCCにも価値があった。それが技術の進歩とともに、今では 5-Band-DXCC でさえ 6,500人ものHAMが成し遂げている。

今回そういう状況を踏まえ、Triple Play WAS  が発表された。Phone, CW, RTTY/data による各々50州とのQSOをLoTWで確認されればOK。 それも来年1月1日からのQSOのみが有効というもの。これは結構難しいアワードではないか。Phone, CW, RTTY/date というのが曲者。かなりアマチュア無線にはまっていないとこの3つを操ることは難しい。出発点は僕も同じだ。

僕も来年からこのTriple Play WAS と5-Band DXCCに挑戦してみよう。もちろんスペイン語も。



家にあった羽子板
皆様良いお年をお迎えください。




Monday, December 22, 2008

スペイン語

今日DBQさんのブログに「えすぱにょーるを始めることにす」とタイトルを見る。僕はこれでDBQさんに引っ張っていってもらえると、心の内でほくそえんだ。


2~3週間前にCORサンヨーOMさんとQSOした際、来年のNew Year's ResolutionはCORさんを目標にスペイン語のQSOができるようにしたいっと宣言してしまった。とてもCORさんを目標にさせてもらうと言うのはおこがましいのですが、僕は生来の怠け者なので誰かに言っておかないと、すぐ挫折してしまう。おまけにCORさんにはテキストチャットができるようになりたいとまで言ってしまった。なんという向こう見ずなことか。今から考えると冷や汗ものである。


という訳で、先日JLYイイOM、DBQイトウOMとのQSOの際、大法螺を吹いてしまったものの、ちょっと後悔していた。しかし。これで一安心。DBQさんが僕より先に挫折してくれたら、僕も挫折しても言い訳が立つ。反してDBQさんがなかなか挫折しないで、どんどん先に行くような事があれば、しっかり足を引っ張るつもりである。DBQさんは人情味がありそうだから、見捨てないでやさしく手を差し伸べてくれる事だろう。と言うわけDBQさんよろしくお願いします。


ところが、これは来年のNew Year's Resolutionなので、来年になったら初めよう。前倒ししてはいけない。っと、そう思っている矢先、読まないといけない不動産の本が出てきてしまった。これがなんと450ページもあるではないか。冬休みの間に片付けないといけない仕事なので、やっぱりこっちを優先しないといけない。忌々しい。でもあと10日あるので、こっちは今年中に片付けてしまって。1月1日からはスペイン語に掛かりたい。

仕事にも良い励みになっているではないか。DBQさんほんとうにありがとう。

Monday, December 15, 2008

cycle 24 と脳天気

昨年8月22日にチェコのOK1CFとのファーストQSO以来、QSOする人毎にコンディションが最悪だ、太陽黒点数がゼロだのと聞かされながらも、細々とDXを楽しんできた。しかしながら12月にいたるも一向にコンディションが良くなる気配は感じられない、かえってここに至って前よりも悪くなっているように思う。と言うのは、仕事から帰って20mを聞くも、夕方からもう何も聞こえなくなってしまい、40m, 80m と下に落ちて最後は160m にというのが今の僕のパターンだ。

去年の冬はどうだったのだろうか、ログを見てみると、免許取立ての上に100W そこそこで20m でヨーロッパやアフリカともQSOしている。

そこで、皆の言うCycle 24のサンスポットはどうなのだろうかと、初めて気になり調べてみることにした。すぐにSOLARCYCLE 24.COMというのが見つかった。なかなか良くできたサイトだ。僕のような度素人でも何となく解る。それによるとSolar Flux 68.6 , Sun Spots 6.7 だそうだ。 ゼロではない。ということは去年よりコンディションは良くなっているのだろうか?。僕にはとてもそうは思えないのだが。わかる人がいれば解説して欲しい。

そんなことを思いながら、はたして僕のDXCCはどのようになっているのかとLoTWでのDXCCを調べてみた。
Mixed 100
CW 68
Phone 66
RTTY 47
160m 3
80 24
40 67
30 10
20 76
17 5
15 11
10 1
(12月15日現在)こんな結果だった。
僕のログでは161エンティティーになっているが、LoTWにレポートしてくれているQSOだけだと、こんなものだろう。

そんな数字を何気なく眺めているうちに、ふと至らぬ夢想が僕の好奇心を擽った。ちょっと待て40mの67と20mの76は良い線いってるじゃないか。

何が良い線なのかというと、5 Band DXCC とんでもないことが頭をかすめたのだ。怖いもの知らずというのだろうか、上のほうのバンドが死んでいるのなら、80m, 40mでのDXに集中すればよい、何とも脳天気でポジティブな考えだ(僕は家内や子供たちも呆れるほど、何事もポジティブに考えられる性格だそうだ)。こう思ったとたん、もう20mや15mの悪コンディションはどうでも良くなり、夕方からの40m, 80mが楽しみになってきた。

改めて、自分の脳天気でポジティブな性格に一人悦に入っていた。

Friday, December 12, 2008

クリスマス


 昨日は僕の関係している学校職員のクリスマスパーティーであった。学校は来週の19日から一ヶ月ばかり冬休みに入る。今年、その某学校はニューヨーク大学に合併吸収された。名前も元の名前の前にNYUの文字が入った。学生は喜んでいるかもしれない。NYUのネームバリューはやはり大きい。
日本の大学も経営難で合併吸収を余儀なくされている学校も少なくないとか。学校もビジネスである以上仕方がないのかもしれない。そんなことがあって、クリスマスパーティーは盛り上がらないかと思いきや、職員も喜んでいるのか結構盛り上がった。

そんなことがあって、家についてHamsphereにログインし、フィリピンのボジ氏から声をかけられたとき、クリスマスの過ごし方や習慣について話をした。
僕の家は真言宗、高野山金剛峰寺の檀家なのだが、僕が幼稚園に入園するにあったって、両親は僕をカソリック幼稚園に放り込んだ。まあ田舎のその地域では少々特異な学校ではあった。園長はじめ先生のほとんどは海外から来ていた。俗に言う外人さんのシスター達であった。もちろんクリスマスの時期にはイエスキリストの誕生場面の寸劇等をやらされたりもした。両親は学校の先生で少しは知的レベルの高いほうだったと思うが、その両親にして、宗教に関してはそんなに自分の家の宗教に固守しなかったようだ。かといって、他の宗派や宗教に改宗するほどポリシーのない人間でもなかったようだ。それでは いったい、どうして僕を仏教徒である自分の家の宗教とは関係のないカソリックの幼稚園に放り込んだのか? 後年、父親に尋ねたことがある。彼が言うには、子供のうちから外国人に接し慣れておくのは君の将来の役に立つと思ったからだと。それに全幼稚園児が2~30人のこじんまりした教育が気に入ったんだとか。
これは僕の家の小さな話なのだが、この両親の考え方や生き方は、拡大して日本の歴史や日本の重大なターニングポイントで、日本人が行ってきた選択や政策に他ならないのではないかと最近思う。日本人は高い技術レベル、教育レベル、芸術レベルには無条件に傾倒してしまう性格らしい。その国の文化、宗教が日本と違っていようがあまり意に関しない。かといって某国のように改宗者が続出するわけでもない。自分達の文化を守りながら旨く良いところだけを融合してしまう。やはり八百万の神や神仏混合の世界で育って来たからなのか。
米国も日本もクリスマスをビジネスに利用していることには変わりはないのであるが、日本では宗教色はさほどないのではないだろうか。僕はそのことは決して悪いことではないような気がする。何かを使って何かを楽しむ、クリスチャンの人たちには、不謹慎と言われるかもしれないが、クリスマスを家族のため、恋人のためとに利用してしまう日本人は、悪く言えば無節操、よく言えば柔軟性があって好きである。こんな考え方も僕をカソリック幼稚園に放り込んだ両親の教育方針の影響かも。

 そんなこんなで、今日はニューヨークの町を歩いてみた。どこも実に見事にデコレーションしてあった。






Sunday, December 7, 2008

夢を忘れないように

FCCのライセンスを取ってコンテストに出てみた日から、いつか高いアンテナタワーとビームアンテナでコンテストに出てみたいものだと思っていた。しかし僕の家のゾーニング(地域で定められた土地の利用基準)では、僕の家は住居指定区域でアンテナのタワーは建てられない。このままでは僕の夢はだんだん薄らいで、そのうちどうでも良くなってしまうのではないかと思っていた。そんな時ローカル局で昔使っていたアンテナを引き取ってくれないかとの話があって、考えた末引き取ってくることにした。電話で長さを確認したところ、最長のもので22フィートもの長さがあるという。たぶん大きなものなのだろうとは予想していたがそんなにデカイとは、それもワイフには内緒で持ってこようとしていたので、どうして運んだものかと頭を悩ませていた。計画決行のDデーは僕の誕生日とした。ワイフからはその日、彼女のペンシルバニアの絵の先生が彼女をパーティーに招待してくれていると聞かされていたので、是非とも行ってきなさいと送り出した。その日は僕の小さい車のルーフにスキーキャリアを取り付けて出かけた。実際に見ると確かにデカイ。ブームは7M以上、最長のエレメントは10M以上。彼はそれをそのままの長さで放置していた。それについでに80M~10Mのマルチバンドバーティカルも持って帰れと言う。それから1時間近くかかって、取り外しのきくものはできるだけ短くし車のルーフにのっけた。近所とはいえ70キロ近い距離を警察に止められないかと、はらはらドキドキしながらひたすら低速で帰ってきた。
それと、これお土産っと言って段ボール箱を一つくれた。中には無造作にモービル用のアンテナが5~6本、CWのキー、ヘッドホンといろんなものが入っていた。その一部が左の写真。
いったい僕は、いくらの宝物を引き取ってきたのかと一人悦に入っていたのだが、翌日ワイフがそれを見つけて、裏のあの鉄くずの山は何だと大騒ぎしている。あれは鉄くずじゃない、大事な宝の山だと説明しても、あれじゃ粗大ごみの日にも持っていってもらえないと頭を抱える始末。 hy-gainに電話で古いTH-7DXをレストアしようと思うのだが部品はあるかと尋ねたところ、現役で売られているアンテナなのでもちろん揃っているとのこと、これで来年のプロジェクトは決まった。この7エレメント トライバンダーの使える日を夢見て新品同様にレストアしてみようと思う。