Sunday, June 15, 2008

メドーランド蚤の市



昨日は早く目が覚めたので、僕の町から数分のところにあるジャイアンツスタジアムの蚤の市に出かけた。毎年夏の間だけ毎土曜日ここの広大な駐車場で開かれている。本当のガラクタを持ち出してきている者から、これを商売にしている者まで沢山の人たちで賑わっている。僕はガラクタのほうがお目当てでちょくちょくここに出かけては、またつまらないものを買ってきてとワイフに呆れられている。


無線を始める前はアンティックのタイプライターを集めるのが趣味で今でも所狭しと鉄の塊が本棚やポーチに転がっている。動かなくなったタイプライターを修理して使えるようにするのが楽しかった。一つ長らく判らなかったタイプライターが点字用のものだったのには驚いた。ステンレス製のきれいなタイプライターだ。先日買ったリニアアンプと言い、重いものばかりだ。
今までの最高傑作が自動演奏ピアノ。
ニューヨークのアップステーツに出かけたとき、アンティックショップに立ち寄った。そこに見るから古そうな自動演奏ピアノがあった。自動演奏ピアノといっても、僕の買ったのはすべてが自動と言うのではなく、オルガンのように足でペダルを踏み鍵盤を動かし空気を送り込むという古いもの。鍵盤のコントロールはミュージックロールペーパーと呼ばれる穴の開いた紙をセットすることによって、これが回って穴の開いたところの鍵盤を空気が動かす仕組のもの。オルゴールによく似ている。何を血迷ったかこれを買ってレストアしてみようと衝動買いしてしまった。これがこの後2年近く僕を悩ませることになるとは。なんと空気を送り込むジャバラは破れ使い物にならない。空気を送り込むパイプにも穴が開いているものがある。(空気を送り込むアルミの細いパイプは鍵盤の数だけあるから、想像していただけると思うがこれが大変な数)これを全て入れ替え、弦をたたくハンマーも新しいものに入れ替える大変な作業になってしまった。最初に近くのスタンウェイの店にハンマーやその周辺の部品を探しに言ったとき、馬鹿にされてしまった。やめたほうがいいよと忠告される始末。それから毎週その店に通うことに、店員からは新しいのを買ったほうがと言われながらも、親切に協力してくれ、何とかレストアが終わったときには2年が過ぎていた。呆れたことに、後で判ったことだがレストアした自走演奏ピアノより、それにくっついてきたと思っていた古いミュージックロールシートのほうに価値があったとは、笑えない話である。
今日の日曜日は、もうすぐ次女が卒業なので卒業パーティーをかねて裏庭の何年も使ってなかった、古いプールでプールパーティーをしたいと言い出したので、これまた修理するはめに。水を浄化するフィルターとモーターはもう古くて使えないので新しいものに買い換えないといけない。古いものを大切にするのはかえってお金がかかる。 でも、そう言いながらも楽しいものではあるのだが。自分自身の体のレストアができないのが残念ではある。少しでも頭の老化を抑えようと始めたアマチュア無線は最高の趣味でありそうだ。

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