Sunday, June 27, 2010

フィールドデーに思う

この週末はフィールドデーの週末だった。

FCCのライセンスを取るまで、アマチュア無線は個人の楽しみを満たすものだと思い込んでいた。
勿論、アマチュア無線家が発明、発見したものが社会的に大いに役立っていることはある程度知っていた。
ところがライセンスを取って、ARRLのメンバーの申し込みパンフレットをもらったとき、この考えが如何にセルフィッシュなものであったかを思い知らされた。
そのパンフレットの大半を占めたのが、緊急災害時におけるアマチュア無線の活躍動をアピールするものであった。 僕はこれをARRLの社会的貢献をアピールするプロパガンダで建前だと思っていた。
ところが実際にHFでQSOするようになり、いたるところで聞かれるネットワークのロールコールを聞くに及び、これは建前ではなく本音だ、いつでも災害時にはこのネットワークが使えるのだと思うようになった。

フィールドデーはこの2年で2回経験してるはずなんだが、それほど気に止まることも無かった。 ところが今年のフィールドデーで自宅からQRVしてみて、いったいどのくらいのハムが自宅以外からこのフィールドデーに参加しているのだろうと調べてみた。ある資料によると35,000くらいのハムまたはクラブがポータブルで運用しているとあった。
このARRL主催のフィールドデーのObjectiveにはこういうことが書いてある。

To learn to operate in abnormal situations in less than optimal conditions.

郊外からのポータブル運用を気候のよいときに楽しみましょうとは書いてない。
それと、点数にマルティプルされる条件が如何にもこの非常災害時訓練を実際の時に役立つものにしていこうとしているかを物語っている。
電力はコマーシャルの電力を使っているか、非常用電力を使っているかで大きくマルティプルの数字が変わってくるし、出力も5W以下かそれより大かで違ってくる。実に現実的である。
僕もハムの一員として、少しでも非常時に貢献できるように準備をしないといけない、来年は僕もポータブル運用をしてみひょうと思わされた週末でした。

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