2013年の1月号のQST誌に W9RANが 「Cheap and Easy SDR」と題して DVB-T ドングルを使ったSDR受信機を紹介した記事があった。
僕は初めてこの記事でワンセグ受信用のドングルがSDR受信機として使えることを知った。それも$10.00前後で買えると書いてある。
これには非常に興味を惹かれたが、この記事が出た頃 ハリケーン サンデー で床上浸水の被害に会い、仮住まいを余儀なくされていた。
今年に入りようやく家の改修も落ち着き、このドングルを買ってみることにした。
ワンセグ用ならどれでも良いわけではなくRealtek の RTL2832U というチップが使用されているものに限ると言うことで、
チューナチップはR820T の感度がE4000に勝ということで、’AMAZON.COMでMini Digital TV Stick を買った。
簡易マグネットアンテナとリモコン それにドライバー用のコンパクトディスクが付いていた。
使うのはドングルとアンテナ用のMCXのオスのみなのだけど、なんせ $9.76と安いので必要なくても苦にならない。
ドングルを取り出してみる
このドングルは受信周波数が 48.25~863.25MHzと書いてある。
不幸にもFT-1000mpにはIF取り出し口が付いていない。
ちょっと前に終段のトランジスタを取り替えたのだが、この時かなり手こずったので
この際、IFを取り出すのはやめて、簡単にRX ANT のPhono Jackを利用することにした。
このままではHFのハムバンドに使えないので、
アップコンバータでHFのハムバンドをこのチューナーの受信可能周波数内におし上げることにする。
探すとあるものですね。
NooElec
という会社から
Ham
It Up というUpconverterが販売されていた。
このUpconverter には125MHzのクリスタルが付けっれていて、
これでドングルの受信できる周波数までアップすることができる。
メインパーツが揃ったところで、
コネクターを注文するのにラフなスケッチを書いてみる。
スプリッタはMini-Circuitsのものを使用することにした。
ハードウエアーの接続は
はこんなかんじで、 Ham It Up はチャイニーズのテイクアウト コンテナに入れ込んだ。
必要なソフトウエアーのダウンロード
ワンセグチューナーをSDR受信機にするためのドライバーをインストールする。
Zadig を起動し
OptionsからList All
Devices をクリック。
リストされたdevicesの中か
Bulk-In,Interface(Interface 0)を選びインストール。
FT-1000mpのCATは OmniRig を使用しHDSDRに接続。
OmniRig CAT をhttp://www.dxatlas.com/OmniRig/ ダウンロード。
ログインソフトはHRDを使用している。
このコムポートとのコンフリクトを防ぐために、仮想コムポートようVSPEを使用。
これで大体のシステムは完成。
マウスのホーバリングは Ultimate Windows Tweaker 2.2 で。
テスト。